Qemu というCPU エミュレーター(OS ではなく、パソコンそのもののエミュレーター)がありまして、それの Windows 版をいじってみました。2日かかってなんとか WindowsMe のインストールがうまくいきそうなところまでこぎつけたので、覚書代わりにまとめておこうと思います。
- zip 版とインストーラー版は違う
- zip で単に圧縮したものと、インストール機能付き実行ファイルのものの2種類ありますが、中身は違うようです。現時点でわかっている違いは2つあります。1つは機能の、もう1つは構成の違いです。
機能の違いとしては、一部キーが、実行ファイルのものだと入力できないことです。アンダーバー( _ )とコロン( : )が入力できませんでした。アンダーバーはまったく駄目で、コロンは + になってしまいました。内部コマンドにはこの2つが必要なものもあるので、結構致命的です。使いなら zip 版のほうがいいです。
構成の違いは、含まれているファイルの違いです。実行ファイル版のほうがファイルは多かった気がします(アンインストールいてしまったのでわからないです)。逆に、zip 版には Linux のイメージファイルが含まれていて、最初の動作チェックに便利です。また、BIOS イメージファイルの場所も違います。 - ディスクのイジェクトは -f オプションつきで
- インストールした WindowsMe はアップグレード版なので、途中で Windows98 のインストールディスクを要求されます。
eject
コマンドでイジェクトしてchange
コマンドで入れ替えとなるのですが、これだけだと認識にやたら時間がかかるようです。イジェクトのときに -f オプションをつけて強制的にやるとうまくいきました。
eject -f cdrom
change cdrom //./CD-ROM ドライブのドライブレター(実ディスクを使う場合)
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