マルドゥックシリーズの短編集。
バロットを主人公とする『マルドゥック・スクランブル』、ボイルドを主人公とした『マルドゥック・ヴェロシティ』、今年刊行予定の完結編『マルドゥック・アノニマス』を舞台とした5編。
加えて、冲方氏のインタビューと『マルドゥック・スクランブル』初期原稿である『事件屋家業』の冒頭も収録されています。
本編を読んでないとわかり難いかもしれませんが、逆にこれで面白いと感じたならばぜひ本編を。『マルドゥック・スクランブル』は加筆した完全版が出版されています。
マルドゥックシリーズの短編集。
バロットを主人公とする『マルドゥック・スクランブル』、ボイルドを主人公とした『マルドゥック・ヴェロシティ』、今年刊行予定の完結編『マルドゥック・アノニマス』を舞台とした5編。
加えて、冲方氏のインタビューと『マルドゥック・スクランブル』初期原稿である『事件屋家業』の冒頭も収録されています。
本編を読んでないとわかり難いかもしれませんが、逆にこれで面白いと感じたならばぜひ本編を。『マルドゥック・スクランブル』は加筆した完全版が出版されています。
WordPressで構築したサイトを、CMSのMODXを使って再構築をしてみました。WordPress使用者の視点から導入の解説を簡単にしてみたいと思います。
もともとブログを目的として作られたWordPressですが、最近はCMS的な使い方をされることも多くなりました。導入事例として紹介されている中には、かなり知名度の高い大手企業も複数含まれます。いくつか例を挙げてみます。
私も、MMORPGで参加しているギルドサイトの構築で試しにWordPressを使用してみたことがあります。ページ数が少なくてコンテンツが増える予定もなかったので、固定ページだけで構成してしまう方法を採用しました。テーマのどのファイルを使用するか指定できますし、アドレスも意味のある単語が使用できます。
サイトは完成し、これといって問題もないまましばらく運用していました。問題はなかったのですが、なんとなくCMSを使ってみたくなり、思い切って再構築を行うことにしました。
私も改めて調べてから気がついたのですが、世の中には非常にたくさんのCMSが存在します。一般的に公開されている中ではWikiとXOOPSしか知りませんでしたが、ウィキペディアのコンテンツマネージメントシステムの項で汎用CMSとして掲載されているだけでも100近く。すべて見るのは不可能なので、ウィキペディアに項目があるものは取りあえず見るところから始めました。その中でPHPで構築されていて、尚且つ日本語で情報が得られるものを絞り込み。
この段階で数個まで絞り込むことが出来たので、それぞれ詳しい情報を収集。最終的にはDOMXを選びました。管理画面でサイトの構成が見やすいことと、バージョンが古いながらも書籍が1冊出ており、日本語の公式サイトがある点が決め手になりました。
まず、MODXで再構築したサイトはこちら。デザインは公式配布されている素材を使って知人にお願いしたものです。再構築前と変更はほとんどありません。
WordPressで構築したものを再現するため、ローカルサーバーに場所を確保してMODXをインストールしました。MODXには一般向けのEvolutionと大規模向けのRevolutionの2つがあり、今回使用したのはEvolutionです。
インストールは簡単です。WordPressに比べるとステップは多いですが、出来るだけ自動化しようとしたためでしょう。パーミッションの設定などはやや煩雑に感じました。詳しくは、公式サイトにあるインストールの説明をご覧ください。
管理画面上でコンテンツを増やしていけます。コンテンツには、存在しないページにアクセスがあったときに表示するもの(「Page Not Found」です)も含めます。
階層構造にすることも出来ますが、今回はすべてフラットです。トップページは別の場所で指定するだけなので、特別扱いせずに同じ階層に作ります。
WordPressのページスラッグのようなフレンドリーURLを使用することを前提にしているので、トップページの名前はindex
として index.html
でアクセスできるようにしました。
中身が出来たら、取りあえずサイトを見て確認です。デザインは後から設定するので、この時点ではデフォルトのままです。
WordPressではサイトデザインがテーマとしてまとまっていますが、MODXの場合はテンプレートファイルに相当するものはデータベース上に登録されるだけでファイルではありません。MovableTypeと同じですね。
まずは、WordPressで構築したサイトのトップページではないページのソースを持ってきてテキストエディタに貼り付けます。そのままテンプレートにしてしまうことも出来ますが、それではCMSである意味がありませんのできちんと作ります。
コンテンツとなる部分をテンプレート変数 [*content*]
に置き換えます。WordPressでは、the_content()
を呼ぶのに相当します。同じように、コンテンツで登録したデータを利用したいところもテンプレート変数に置き換えます。
トップページは少し構成が異なるのでそのままでは問題があります。方法としては2つあって、1つは専用にテンプレートを作る方法。違いが多い場合はこの方法がわかりやすいです。
もう1つは、1つのテンプレートの中で分岐処理をする方法。違いがわずかな場合は変更作業などが楽になるのでお勧めです。今回は違いが次の2つだけなのでこの方法を採用しました。
MODXのテンプレートはPHPのコードを直接書けないどころか、Smartyのような分岐処理も出来ません。自由度は下がりますが、メンテナンス性を高めるためだそうです。どうしても必要な場合は、スニペットという拡張機能としてのPHPプログラムに記述し、その結果を使いたい場所には [[スニペット名]]
と記述します。
HTMLページタイトルの場合は、次のようなスニペットを使用しました。トップページ以外ではコンテンツのタイトルも含めると言うものです。
また、コンテンツ内にコンテンツタイトルを含めるかどうかについては、Not Found のページでも対象にしたかったため別の方法を使用しています。表示の有無を選べるテンプレート変数を登録し、それを取得して分岐するようなスニペットを登録します。前半でテンプレート変数 DisplayH2Tag
の値を取得し、後半で [*content*]
を含む出力をしています。[*content*]
を含むようにしたのは、単にテンプレートの見通しが悪く感じたためです。
スニペットの登録が終わったら、テンプレートの [*content*]
をスニペット変数に置き換えます。
最後に、ナビゲーション部分を Wayfinder というスニペットを使って表示します。このスニペットは初めから使用できるようになっていてなかなか便利です。
テンプレートのメニューを表示したいところに、次のようにスニペット変数を記述します。
次に、設定ファイルを作成してFTPでアップロードします。設定ファイルはパラメーターを指定する替わりになるものです。設置場所が決められないのは難点。
設置場所はドキュメントルートの assets/snippets/wayfinder/configs
で、ファイル名は navigation.config.php
です。ファイルの内容は下記のとおり。
Wayfinderの使い方については、Let’s enjoy MODxの解説が非常に参考になりました。パラメーターの意味については、そちらをご覧ください。
以上で解説終了。MODXについては素人にも届かないので、間違っているところがあったらごめんなさい。
それから、設置作業中にツイッターでPHPのmagic_quotes_gpcがオンになっていると問題になることをつぶやいたのですが、それに対して本家コミッターのyamaさんから次のバージョンで修正するとのご連絡が。その後も何度かアドバイスを頂け、非常に助かりました。ありがとうございました。
時代は22世紀が近づくころ。衛星軌道上に浮かぶ日本の大型複合施設<望天>で、壊滅的な大事故が発生。施設の一部と月往環船<わかたけ>のみとなって漂流する中、わずか10人の生き残りが生存のために奮闘します。
著者は小川 一水氏。初めて読んだ作品『第六大陸』では読みやすさと読後感が印象深かったのですが、『時砂の王』あたりから強い吸引力を感じるようになりました。この作品も例に漏れず、途中で読むのを止めることに抵抗が。ついつい読みふけってしまい、ここ数日は少々寝不足です。
去年か一昨年くらいから、鼻に塗ることで花粉を寄せ付けなくするというコンセプトの花粉対策商品がいろいろと出てきました。今期はフマキラーが販売しているアレルシャットを試してみたので、時期的に遅いかもしれませんが感想を書いてみたいと思います。
試したのは、30日分の無香料タイプです。
まずは、私の花粉症と行っている対策について。軽い人と重症な人では効果も違ってくると思いますので、参考として書いておきます。
症状が出るようになったのは20年位前から。症状が出ないのを0、薬を飲んでもつらくてしょうがないというのを10とすると、私の場合は7か8くらいでしょうか。薬を飲まないとひどいことになりますが、きっちりと薬を飲めば取りあえず生活は出来ます。
数年前から症状を抑えられるというお茶を飲むようにしたり、薬は同じものを続けて買わないようにするといった対処をしています。ほかには花粉を家の中に入れないとか、恐らく多くの人がやっているようなことだけです。マスクは肌荒れになるのと薬で症状をある程度抑えられているので使っていません。
さて、ここから本題。
アレルシャットは、鼻の穴に塗っておくことで奥に入らないように捕まえるというものです。ネイザルガードなど静電気で寄せ付けないというものもありますが、それとは別。塗ったところに花粉が溜まるというのは気になりますが、取りあえず鼻の奥に入りさえしなければアレルギー反応は起きないらしいので我慢します。
なお、これは医薬品ではないので通販でも購入できます。
初めからこれだけに頼ることが出来るほどの効果はないと感じました。Amazon.co.jp のカスタマーレビューにもありますが、鼻水の多い状態では長くは持たないでしょう。鼻炎薬との併用は必須です。
しかし、ある程度したら鼻炎薬なしでも大丈夫になるかもしれません。これは私の推測ですが、鼻に入る花粉の量が減ってくれば、体内に入り込んだ量も減って症状も軽くなるはずです。そうなれば、鼻水の量も少なくなり、何度も塗りなおす必要がなくなるのではないでしょうか。
実際、鼻炎薬(このときはジョンソン・エンド・ジョンソンのアネトン)と併用し始めてから3日ほどで症状がかなり軽くなりました。休みの日などにアレルシャットだけにしてみたことが何度かありますが、かなり楽に過ごす事が出来ました。使用量も、外出前の1回だけで済んでいて、1ヶ月以上経ちましたが3分の2くらい残っています。
花粉症の症状が出るのは、体内に入り込んだ花粉の量が一定数に達してからという話を聞いたことがあります。つまりは、この上限を超えさせなければいいのです。本格的な時期を迎えるよりも前から使い始めれば、比較的軽い症状ですむかもしれません。使い方の説明にも、花粉シーズン前からのご使用をおすすめします。
とあります。
市販の鼻炎薬は、強い眠気や鼻の乾燥と言った副作用が悩みです。この手の商品は少々高いかもしれませんが、副作用がないという点だけでも1度は試してみる価値があるのではないでしょうか。3日分というのもあります。お試し用ですね。
2012年も使用期限内なので、来期はこれだけで試してみようかと思います。果たしてどこまで症状が抑えられるか。
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