iPhone はいろいろ便利だし気に入ってますが、一般的な携帯電話から機種変更した場合に困るのはバッテリー関係。消耗の早さもそうですが、iPhone がほかのスマートフォンと違うのは交換をユーザーが出来ないこと。アップルに依頼して本体ごと交換と言う、日本では考えられない方法しかありません(でした)。
バッテリーの持ちが悪くなったことを理由に交換する場合、AppleCare Protection Plan for iPhone への加入か9,800円と、3営業日の時間が必要で、遠方からの郵送で依頼する場合はその間ずっと使うことが出来ません。SIMカードが専用なので、代替機種もありません。
手間を考えると、出来ればなしで済ませたいところです。何とかしてモバイルバッテリーで逃げ切ろうと思ってましたが、想定外のところから神の手が差し伸べられました。それは、ソフトバンクです。
iPhone 4 がソフトバンクからと発表されたときに情報収集していて偶然見つけたのですが、ソフトバンクショップでもバッテリーの消耗を理由とした交換を条件付で受け付けています。
光が見えた気がして、先週ソフトバンクショップに行ってきました。日数がかかることを覚悟していたので話を聞くだけのはずでしたが、あっさり数十分以内に完了。大まかに書きますと、次のような感じでした。機種は iPhone 3G の8MBモデルです。
- バッテリーの状態と最後に充電してからの時間を表示してスクリーンショットを保存。
- バックアップ。(同期させれば自動で行われます)
- 本体と AppleCare ProtectionPlan登録書を持って近所のソフトバンクショップへ。
- 交換できると言う話を見て来たことを伝えると、すぐさま手続きが開始。
- 電話番号を元に、契約期間と AppleCare ProtectionPlan の登録状況を確認。この時点で、登録書は持ってくる必要がなかったことが判明。
- 適用可能であることがわかったので、細かい確認事項の説明開始。本体の交換になることと、データのバックアップはしてあるかの2点。
- こちらの了解を確認後、持って行った本体のチェック。小型のライトを使って、本体表面の傷を確認。カバーをつけていたし、iPhone に限らず丁寧に扱っているので問題なし。
- 交換用 iPhone 登場。本来の箱よりも大きなダンボール箱に、スポンジの緩衝材で挟まれた状態。本体の表裏に、ビニール状の保護シールあり。
- SIMカードの登録変更。現行と交換用の両方からSIMカードトレイを出して並べ、トレイを見ながら何か打ち込んでいました。ちなみに、取り出すときに使っていたのは専用のではなく、小さめのゼムクリップを伸ばしたもの。
- 交換品のアクティベーション。充電のため、店内でしばらく待機。保存期間が不明なので、充電なしの状態なのは仕方がないでしょう。再充電を繰り返すと消耗しますし。
- スタッフの案内に従い、私自身で交換前の iPhone の全データ消去を実行。
- 新しい iPhone と手続きの控えを受け取り。保護シールはついたまま。
アップルに送ることを考えればあっという間です。一時的に使えなくなるにはなりますが、これならたいしたことはないです。消耗具合の確認などもありませんでした。確認のために2時間以上待たされたなんて話もあったので気になってましたが、2年目以降且つ AppleCare ProtectionPlan に加入済みというのがよかったのかもしれません。
あとは自宅に持ち帰って iTunes に認識させるだけです。新しい iPhone として登録し、バックアップから戻します。ほとんどのデータは戻りましたが、メールのパスワードと POP3 接続のメールのデータは消えてしまいました。メールデータはどうでもいいものだけだったので私の場合は問題になりませんでしたが、重要なメールがある方は転送しておくなどのバックアップをお忘れなく。
バッテリーの持続時間が2倍に(本来の状態に戻っただけですが)なって、非常に快適になりました。これで月月割の終わる来年まで持たせられます。同じように困ってる皆さんもお試しあれ。
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