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2006年3月1日 水曜日

メールの信憑性

Filed under: 雑多
時間:1時32分
投稿者:よしとも
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 最近某メールの送信者が本人かどうかで盛り上がっていましたが、はっきり言って信憑性はゼロに等しいと思っています。そもそも、メールとは偽装が簡単なものなのです。

 メールの情報の半分くらいは送信者の側で決めることが出来ます。送信者のアドレスも受信者のアドレスも送信に使ったメールソフトの情報も、どれも疑わしいのです。その証拠に、迷惑メール(スパムとかウィルスが送信するメールとか)のメールの情報のほとんどは嘘です。
 今月に入ってから、あるアドレスにバンバン出会い系のメールが来るようになりましたが、どれも嘘情報で埋まっています。受信したアカウントと違うアドレス宛になってるし、Yahoo! のアカウントで送信したように見えて、どこにも Yahoo! のサーバーを経由した記録がない。MSN のサーバーを経由したという情報はありましたが、それだって偽装かもしれません。

 ここで某メールのほうに話を戻します。

 情報提供者から渡されたのは、メールを印刷したもの(ここが重要)です。印刷してしまうと、信憑性はさらに落ちます。
 印刷は、本当にメールソフトで行いましたか?

 テキストエディタにメールソフトの内容をコピー&ペーストして、加工してから印刷しても似たようなものが出来上がります。同じ書体、同じ文字サイズ、同じ印刷設定にして、同じパソコンから同じプリンタで印刷したら、そう簡単には区別は出来ないのではないでしょうか。私は区別できる自信はありません。

 というわけで、メールは疑ってかからなければなりません。電子証明付で本人のアドレスから送られたとしても、他人が勝手に送った可能性は否定できないのです。

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