Internet Explorer 7 for WindowsXP(以降、IE7 と表記)の日本語版は2008年以降に重要な更新とされることが発表されています。重要な更新となるとタスクトレイで通知されたり、設定によってはユーザーの操作なしにインストールされます。
今朝タスクトレイに通知が出ていておかしいなとは思っていたのですが、どうやらマイクロソフトによる誤操作だったようです。
- お詫び:自動更新機能によるInternet Explorer 7の予定外配信に関して(マイクロソフト)
- IE7日本語版を自動更新で誤配布、マイクロソフトが操作ミスで(INTERNET Watch)
- 自動更新機能によるIE7誤配信、マイクロソフトがユーザーにお詫び(INTERNET Watch)
- マイクロソフト,IE7を日本のユーザーに誤って自動更新で配布(ITpro)
Windows Server Update Services でも同様の現象がおきたようです。社内システムがウェブベースでIE7に対応していないこともあるわけで、業務ができない状況となったところもあるかもしれません。
今回マイクロソフトのミスによって多くの Windows XP に IE7 がインストールされたことでしょう。IE6 がぎりぎりまともに使えるスペックのパソコンの場合はアンインストールとなる可能性が高いですが、余裕がある場合はかえってバージョンアップのきっかけになることも考えられます。
怖いのはパソコンに詳しくないユーザーです。IE7 ではメニューバーが標準では表示されないなどの大きな変更があり、知らないうちに更新されてしまったことによる混乱が予想されます。企業のサポートセンター窓口・社内ヘルプデスクなどでは覚悟が必要かもしれません。こんな問い合わせがくるかも・・・。
「IEのメニューが消えてしまったんですが。どうすれば戻せますか?」
「お宅で作ってもらってるホームページがぐちゃぐちゃになってる。早く直せ。」
「イントラネットシステムが動作しなくなりました。調査をお願いしたいのですが。」
凶と出るか吉と出るか。果たして、どちらになるのでしょうか。
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