第一回スニーカー大賞の金賞受賞作品にして、冲方丁氏のデビュー作。ある意味身近なヤクザという裏社会とともに、密教のような宗教的裏社会が絡み合う異形ファンタジー小説。
宗教的裏社会は陰陽五行思想や神道がベース。魑魅魍魎や妖怪といった単語の似合う世界。舞台が日本であることもあって、全体的に漢字が多め。最近はSFやハイ・ファンタジーが多かったので、序盤は少し面食らいましたが、気がつけばすっかり読みふけっていました。
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