時代は22世紀が近づくころ。衛星軌道上に浮かぶ日本の大型複合施設<望天>で、壊滅的な大事故が発生。施設の一部と月往環船<わかたけ>のみとなって漂流する中、わずか10人の生き残りが生存のために奮闘します。
著者は小川 一水氏。初めて読んだ作品『第六大陸』では読みやすさと読後感が印象深かったのですが、『時砂の王』あたりから強い吸引力を感じるようになりました。この作品も例に漏れず、途中で読むのを止めることに抵抗が。ついつい読みふけってしまい、ここ数日は少々寝不足です。
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