Windows 用 FTP クライアントソフトとしておなじみの FFFTP ですが、今年で10年目を迎えたとのことです。
私が使い始めたのは、公開間もない1997年。この年にはじめてのウェブサイトの運営を開始し、使いやすいものを求めていろいろな FTP クライアントを試していました。
FFFTP を使うようになったきっかけは、雑誌の付録 CD-ROM でした。雑誌は I/O だったと思います。このときから、私と FFFTP との長い付き合いが始まったのです。
2005年4月2日に公開された 1.92a からしばらくバージョンアップのなかった FFFTP ですが、2007年2月12日に Windows Vista での問題修正を行った .1.92b から再び頻繁にバージョンアップが行われるようになりました。2007年9月8日に公開された 1.94 では、唯一の不満点であったエクスプローラーへのドロップが実現し、リモート側でのサブフォルダへのファイル移動も実現されました。
作者の Sota 氏は、ブログ Sotaの雑記のエントリー『10年目』で次のように書いています
最近はブログがブームなので、FTPでHTMLファイルをアップロードする人は、ひところに比べて減ったと感じる。wikiなどもFTPを使わない環境だ。FTPを使わないソリューションは、今後もどんどん増えていくと思う。
しかし、プログラミングをする私にとってはいつまでも必要なものです。停滞期間が長かったため、正直 Vista で使えないのではないかという不安を抱えていました。そんなときに窓の杜で見かけた Vista 対応の発表は、まさに福音だったのです。
この10年でインターネットは高いナローバンドから、安いブロードバンドになりました。次の10年では、インターネットがなくなっているかもしれません。でも、さらに早くなって残っているかもしれません。そのときには、FFFTP の成人式をやってみたいものです。(自分勝手な願いで申し訳ない・・・)