『天冥の標6 宿怨』は3冊に分冊され、完結編のPART3が先月発売となりました。現在PART1を読書中。
このシリーズは1巻で遠未来の話を描き、2巻から近未来をスタートとして歴史を描き続けています。6巻ではそれまでの積み重ねが大きく動いた印象を持ちました。固有名詞もそれまでに登場したものが多くありますし、この出来事はあの延長線上にあるのかといった描写も多々あります。
巻末には歴史年表やキーワードの解説があり、後半への転換期を感じさせます。3冊合わせて本編が約1,200ページ。楽しい時間となることでしょう。