昔はインターネットを利用するためにケーブルが必須でしたが、ここ数年はいわゆるWi-Fiの普及が進んだことで無線で利用する環境が整ってきました。
このWi-Fiには複数の規格があり、新しい規格が出るたびに通信速度の上限が更新されています。現在普及している規格としては次の4つがあります。
規格名 | 最大通信速度(理論値) |
---|---|
IEEE 802.11a | 54Mbps |
IEEE 802.11b | 22Mbps |
IEEE 802.11g | 54Mbps |
IEEE 802.11n | 600Mbps |
さらに、先月の1月7日に規格内容が確定したIEEE802.11acは6.9Gbps(理論値)となります。一般的に普及している有線LANの理論値が1Gbpsですから、個人的にはすべて無線にしてしまうことを考え始める段階にきていると思っています。速度はまだ1Gbps前後までしか出ませんが、すでに対応した製品も複数販売されています。
タブレットが普及し、音声での操作も普及し、量子コンピューターの研究も日々進められています。21世紀になってもあまり代わり映えしなかった世の中ですが、SFの世界の片鱗が見え始めたような気がしませんか?
私にとってのSFのイメージはスタートレックシリーズです。2009年と2013年にJ・J・エイブラムス監督による映画が2作公開されましたが、元々はアメリカの1966年から放映が始まったドラマシリーズです。その影響力は大きく、日本で言えばアトムのような存在でしょうか。
世界観を構成する基礎部分は1960年代に考え出されましたが、その中には現在実現しているものがいくつかあります。
手のひらサイズの無線機(携帯電話)
コンピューターを介した情報収集(インターネット検索)
音声によるコンピューターの操作(Siri・しゃべってコンシェル)
小型の情報端末(タブレット)
技術の発展によって得られる新しい世界を見てみたいものです。