京極夏彦氏によるSF小説です。単行本・新書・文庫・電子書籍の4形態で同時に発売されましたが、私が購入したのは文庫版。
タイトルに「2」とあるように、『ルー=ガルー 忌避すべき狼』の3ヵ月後を描く続編となっています。前作は7年近く前に読んでいますが、そのブロックのような塊に購入を躊躇したことを今でも覚えています。
筆者は京極堂シリーズが有名ですが、ルー=ガルーシリーズに妖怪の話は出てきません。ルー=ガルーは狼人間でインクブスとスクブスは夢魔ですが、具体的に描写されることはありません。推理小説でもありません。誤解を恐れずにあえて言えば、14歳の少女たちによる冒険小説でしょうか。時代は近未来。
読み始めてしまうと止まらず、すでに全体の3割以上まで終えてしまいました。少々寝不足気味です。どのような結論になるのか楽しみなものです。