予想以上にトラブルがありましたが、何とか無事にアップグレードできたようです。同じところで躓いている方がいらっしゃるかもしれませんので、私も作業メモを残しておこうと思います。
前回のエントリーでも紹介した公式のアップグレードマニュアルと併用してご覧ください。
まず、こちらの動作環境から。
サービスプロバイダ:XREA.COM
サーバー:s58
OS:Linux
サーバー:Apache
Perl:5.8.3
●MovableType(以下、MT)の設定
インストール先:/x
データベース:MySQL
言語:日本語
文字コード:EUC-JP
●設定ファイル mt-config.cgi で変更したところ
○パス
CGIPath http://yoshitomo.s58.xrea.com/x/
StaticWebPath http://yoshitomo.s58.xrea.com/mt/mt-static/
CGIPath はインストール先、StaticWebPath はマニュアル類がおかれる場所です。
○データベース(MySQL)
ObjectDriver DBI::mysql
Database XREAのアカウント名
DBUser XREAのアカウント名
DBPassword データベースのパスワード
DBHost localhost
これらは、XREA の管理画面で確認できます。
○その他
PublishCharset euc-jp
アップグレード前の設定にあわせてください。さらに言えば、データベースの文字コードにあわせます。設定ファイルのコメントに軽くなると書かれていたので UTF-8 のままにしたら文字化けしました。
さて、設定が終わったらファイルのアップロードをします。上記の設定であれば、mt-static フォルダは /public_html/mt/ に、それ以外は /public_html/x/ にアップロードします。
アップロードは少しずつ行ったほうがいいかもしれません。配布直後ということもあると思いますが、どうもアップロードできていないファイルがいろいろあったようです。おかげで、謎のエラーにしばらく悩まされることとなりました。原因不明のエラーが出たときは、拡張子を cgid に変えて呼び出してみてください。XREA の場合は、それでデバッグモードになります。
さて、アップロードが終わったら環境チェックです。/x/mt.check.cgi を呼び出し、環境に問題がないか確認します。バージョンが古くないかも確認しましょう。「version >= 2」とあったら、2かそれ以上のバージョンが必要という意味です。
すべて問題なければ、最後に緑の背景色(スタイルシートが有効になっている必要があります)で「Movable Typeのシステム・チェックは、無事に完了しました」と表示されます。今度は、/mt/index.html を開きます。メッセージに従い、リンクをクリックします。/x/mt.cgi を経由して /x/mt-upgrade.cgi が呼び出されます。ここからアップグレード作業となり、無事終了すればすべて終了です。
なお、前回のエントリーでちょっと書いたアーカイブ関係の問題ですが、私の環境では自動的に設定されていました。アップグレードの場合はちゃんと引き継いでくれるようです。
以上、作業メモでした。
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