Windows Vista のサービスパック1(いわゆるSP1)が公開されてから1ヶ月以上が過ぎました。入手手段も、マイクロソフトのサイトからのダウンロードや Windows Update によって適用する方法などがあり、適用済みのパッケージの販売も開始されています。
Windows Update での自動更新による適用が、2008年5月9日から段階的に行われるとの発表もされています。
- Windows Vista SP1の自動配布開始(ITmedia News)
- マイクロソフト、Windows Vista SP1の自動アップデートを開始(CNET Japan)
私の場合は、Windows Update での適用を手動でしました。特定のデバイスドライバがインストールされていると表示されないらしいのですが、そういうことはなかったようです。気がついたら適用できるようになっていたという感じでした。
Vista に完全移行したわけではなく、様子を見ながら少しずついじっているだけです。なので、起動できなくなっても困るようなことは大してありません。思い切ってインストールしてみました。
インストールした結果は、かなり満足のいくことになりました。問題も見つからず、快適になったのです。
SP1 によってどう変わるかについては、すでに多くのメディアで発表されているとおりです。スリープからの復帰が早くなったとか、ノートパソコンではバッテリーが長持ちするようになったとか、ファイルのコピーが早くなったなどです。
この中では、スリープに関しての変更が一番実感できています。SP1 適用前はサスペンドと同じくらい起動するまでかかっていましたが、適用後は明らかにスリープは早いです。起動する間にちょっとした別のことをして待っていたのが、パソコンの前で待ってる気になりました。
また、スリープだけでなくサスペンドも早くなった気がします。電気を消費するスリープよりも、完全にオフになるサスペンドを多用することになりました。
私のパソコンに限定されるかもしれませんが、もう1つうれしいことがありました。光学ドライブの音です。
光学ドライブは、LITON の LH-20A1P というものです。これが、起動のたびに爆音を響かせていて、それがかなり気になっていました。シリアルATA接続のものが一般的になってきたこともあり、買い換えてしまおうかと真剣に検討していたくらいです。
SP1を適用してからは、なぜか爆音が消えていました。初めはケーブルでも抜けたのかと思いましたが、ちゃんと認識しています。これは非常にうれしい変化でした。
このパソコンを組んだのは、約1年前の2007年5月4日。あれからメモリを初めとするたくさんのパーツが安くなり、CPU はクアッドコアが発表され、ビデオカードも世代が変わりつつあります。ちょっと勿体無い気がしなくもないですが、一部のパーツを交換しようと目論んでいます。今のところ、マザーボードを Phenom 対応のものにし、CPU は Athlon 64 X2 5000+ あたりにする予定(Phenom にしないのは、TDPが95Wもあるからです)。
現在のマザーボードは、暫定的な Vista 対応でした。今度は初めから Vista を前提にした設計をされているはずです。組むときには、また記事にしたいと思います。
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