Google Crisis Response(Google)
災害に関する情報源や、行方不明者情報の収集と検索を行う『パーソンファインダー』を初めとするツールの提供が行われています。

2006年3月27日 月曜日

ドメイン取得レポート(2) ドメインでのアクセス

Filed under: インターネット
時間:0時16分
投稿者:よしとも
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 第2回です。第1回をまだの方はそちらもどうぞ

 さて、第2回目はドメインでアクセスする場合の流れについてです。
 第1回目では、覚えにくい IP アドレスの代わりにドメインが使われると説明しました。では、その対応はどこで管理されているのでしょうか。

 対応の管理は、DNS(Domain Name System)という仕組みを使います。これを扱うサーバーが DNS サーバーです。
 DNS サーバーは、それぞれドメインの階層ごとに担当が決まっています。国ドメインを管理するサーバーもあれば、サブドメインを管理するサーバーもあります。そして、担当でない階層については基本的に知りません。

IP アドレスを知る

 ドメインから IP アドレスを知るには、何段階もある手続きを必要とします。手間はかかりますが、シンプルな仕組みになっています。
 ここでは、example.ne.jp に所属するコンピューターが、www.example.co.uk のIP アドレスを知るための手続きを解説します。ちなみに、uk はイギリスの国ドメインです。

問い合わせ開始

 まず、コンピューターは自分が所属している階層を受け持つ DNS サーバーに www.example.co.uk のIP アドレスを問い合わせます。ここでは、dns.example.ne.jp とします。どのサーバーに問い合わせればいいかは、コンピュータのOSが知っています。Windows のようなパソコン用の OS でもこれは同じです。

問い合わせのリレー

 問い合わせを受けた dns.example.ne.jp は、知っていれば返答をします。知らない場合は、最上位階層を担当するルートネームサーバーと呼ばれる DNS サーバーに、どこに訊けばいいかを問い合わせます。
 現在、ルートネームサーバーは13箇所あり、その中のどれかに問い合わせることになります。ルートネームサーバーの情報は、それぞれの DNS サーバーが持っています。それを参照することで、全てのルートネームサーバーのドメインと IP アドレスを知ることができます。

 問い合わせを受けたルートネームサーバーは、www.example.co.uk の所属する example.co.uk の上位階層を担当する DNS サーバーの情報を教えます。ここでは、co.uk を担当する DNS サーバーの情報を dns.example.ne.jp に教えます。とりあえず、a.dns.co.uk としましょう。
 a.dns.co.uk が知ってるらしいという情報を得たので、早速問い合わせます。すると、dns.example.co.uk が知っていると教えられます。そして、今度こそ目的の情報を教えてもらうことができ、それを最初に問い合わせをしたコンピューターに教えます。

 このように、ドメインから IP アドレスを知るまでは、リレーのように手続きを繰り返すことになります。

キャッシュ

 1度問い合わせがあったドメインの IP アドレスは、しばらくキャッシュとして保持されます。これによって、頻繁にアクセスされるドメインは即返事が得られるようになります。

 キャッシュは非常にありがたいものですが、ドメイン情報の変更をリアルタイムに知ることができないというデメリットがあります。
 DNS サーバーの保持する情報の中には、ドメインと IP アドレスの対応情報がいつまで有効なのかという情報も含まれています。この期間が長すぎると、変更したことがいつまでたっても伝わらないということが起きます。早い場合は数十分で反映されますが、長い場合は数週間から1ヶ月ほどかかることもあります。そのため、新しく取ったドメインでアクセスできなかったり、違うサーバーにアクセスしてしまうという現象が起こります。

 この現象は、ネットワーク管理者にとっては悩みどころです。確実にアクセスさせたい場合は、1つの IP アドレスに旧ドメインと新ドメインを同時に割り当てるなどの工夫が必要になります。また、旧ドメイン側で早めに告知をすることも必要でしょう。初めてドメインを取得する場合は、告知をしばらく我慢することをお勧めします。

次回予告

 私も勉強中なので怪しいところもありましたが、ドメインでアクセスするまでの流れを説明しました。

 DNS サーバーについてお手軽に勉強したい場合は、インターネットで検索をしてみてください。@IT の記事はお勧めです。DNS サーバーに限らず、いろいろ勉強させてもらっています。

DNSの仕組みと運用 インデックス − @IT

 書籍の場合は読んだことが無いので強く推薦できるものが無いのですが、オライリージャパンのものは仕事で DNS を扱うなら必ず読むべきとまで言われています。出版が2002年と古めであることが残念です。

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 オライリージャパンのに抵抗がある場合のお勧めとしてあげられていたのが、アスキーのものです。出版時期がさらに古いので、新しいものでの補完が必要かもしれません。
 古本屋で見かけたら買ってみようかと思っていますが、この手のものは売れないのか見たことがありません。アマゾンとかのオンライン書店でなら買えそうですが、古本は自分で状態を確認したいので・・・。

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 さて、次回はドメイン取得の一般的な流れです。ドメイン取得とはどういう作業をするのか説明したいと思います。

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2006年3月22日 水曜日

ドメイン取得レポート(1) ドメインとは

Filed under: インターネット
時間:1時10分
投稿者:よしとも
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 ドメイン取得レポートを開始したいと思います。久しぶりのレポート物です。

 1回目の今回は、前知識としてドメインについての解説をしたいと思います。付け焼刃な知識なので、間違いがあれば遠慮なく指摘してください。

ドメインとは何か

 まず、ドメインの定義から入りましょう。

 すでに以前のエントリーで少し書きましたが、www.example.org がドメインです。頭に http:// や ftp:// がついたりしているのを見たことがあるかもしれませんが、それはアドレス(正式には URL 、厳密には URL の場合と URI の場合があります)であって、ドメインではありません。
 ドメインとは、ホストコンピューターに割り当てられた、インターネット上での固有名詞です。同じドメインを持つものは存在しません。そのため、人気のドメインは取り合いになったりします。

ドメインの存在意義

 さて、ドメインは何のためにあるのでしょうか。取り合いになるようなものならなくてもいいのにと思うかもしれません。しかし、それでもドメインは必要なものなのです。

 本来、ホストコンピューターに割り当てられているのはドメインではありません。IP アドレスという32ビットの数値が割り当てられています。コンピューターは2進数として扱うわけですが、人間にはわかりにくいので8ビットごとに10進数に変換してドットで区切って扱います。例えば 192.0.34.166 のようになります。
 2進数表現に比べたら遥かにわかりやすいのですが、40億通り以上の組み合わせが可能なので覚えようがありません。そこで、割り当てられた IP アドレスにドメインを対応させることで覚えやすくするのです。192.0.34.166 は覚えていられなくても、www.example.org なら可能でしょう。

ドメインの構造

 ドメインは階層行動になっています。www.example.co.jp を例に説明します。

 まず、ドメインは右が階層の上になります。この例では jp から始まり、その下が co 、その下が example、一番下が www です。通常は省略しますが、jp の上にルートドメインがあります。表記する場合はドットを使い、この例でルートを省略しない場合は www.example.co.jp. となります。
 それでは、各階層の説明をします。

ルートドメイン

 先ほども書きましたように、ルートドメインはドメイン階層のもっとも上になります。ツリー構造用語で言う「根(ルート)」に当たります。
 当然1つしかありませんしあって当たり前なので、省略するのが普通です。サーバー管理者でなければ出会うことも少ないでしょう。一般的には存在すら知られていないといえます。

国ドメイン

 第1ドメインとも言います。その名のとおり、国ごとに決められています。日本は jp です。基本的にドメインは国ドメインから始まる(記述準では最後)のですが、インターネット発祥の地であるアメリカ合衆国(以下、USA)では使わないのが一般的です。com ・ org ・ info ・ net などは、国ドメインではありません。一般ドメインと呼ばれ、国に関係なく取得が可能で、現在では USA のドメインという扱いはなくなっているようです。なお、USA の国ドメインは us です。United States ですね。
 日本で見かけるほかの国ドメインとしては、トンガ王国の to、ツバルの tv などがあります。to は転送サービスで、tv はテレビ局で一時期流行りました。

組織ドメイン

 第2ドメインです。組織によって決められています。例外として、com などの組織ドメインが第1階層の場合は推奨であって制限はありません。
 組織ドメインは、企業向けの com と co 、インターネットサービスプロバイダなどネットワーク業者向けの net と ne、研究機関や学校法人向けの ac、政府組織向けの gov と go などがあります。USA の軍組織のみが使える mil や、USA 政府のみの gov のような特殊なものもあります。USA は、ドメインに関しては特殊です。
 組織ドメインについて知っておくと、ある程度そのドメインを使っている組織の目的が類推できます。

 なお、最近始まった汎用JPドメインでは、組織ドメインがありません。次で説明する第3ドメインの次に国ドメインが来ます。

第3ドメイン

 ここから、希望者が決めることができる階層となります。私が取得したドメインでは、yoshitomo が該当します。長く使うことになると思いますので、よく考えて慎重に決めましょう。個性を出す重要な部分です。私の場合は、汎用性を優先して長年使っているハンドルネームを選択しました。
 特定のウェブサイトにだけ使うなら、その名前を使うのもいいでしょう。また、売り出したい商品やサービスの名前も良く使われます。

 使える文字は、半角英数とハイフン(-)です。アルファベットは大文字小文字を区別しません。小文字で申請しても、告知するときに大文字で目立たせることが可能です。
 ここ数年で広まりつつある国際化ドメインであれば、半角英数以外も使うことができます。汎用JPドメインとの組み合わせた物を見かけたことがあるかもしれません。日本語.jp(ブラウザの対応が必要です)が参考になるでしょう。

第4ドメイン

 第3ドメインの下に来ることから、サブドメインとも呼ばれます。多くの場合、対応するサーバーの種類にあわせてあります。ウェブサーバーなら www、FTP サーバーなら ftp、メールサーバーなら smtp や pop3 などといった具合です。このブログを設置してある XREA では、ホストコンピューターの名前が使われているようです。
 別のつけ方としては、商品名やサービス名を使う場合もあります。商品名.企業名.co.jp のような感じです。また、大企業ではグループ名でドメインを取得し、各企業ごとにサブドメインを決めるということもあるでしょう。組織構造をそのままドメインの構造に適用したパターンです。

第5ドメイン

 サブドメインの下にもう1つサブドメインを含むことがあります。XREA もこのパターンで、ユーザー ID が使われています。

次回予告

 大雑把ではありますが、ドメインについて説明しました。私は”ドメインを読む”と勝手に呼んでいるのですが、「あのドメインはこういう意味だな」とわかるようになっていただければ幸いです。

 次回は、ドメイン取得の一般的なパターンと、ドメインでのアクセスについて説明したいと思います。

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2006年3月21日 火曜日

WBC で日本が優勝

Filed under: 雑多
時間:15時36分
投稿者:よしとも
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 WBC決勝は、10対6で日本の優勝となりました。

スポーツナビ|野球|WBC| キューバ vs. 日本 [2006年3月21日]Yahoo!スポーツ
Yahoo!スポーツ – 2006 WORLD BASEBALL CLASSIC
goo ニュースの特集ページgoo
はてなダイアリー – 2006 World Baseball Classicとは
ワールド・ベースボール・クラシック – Wikipedia

 普段私は野球を見ないのですが、さすがに経過は気になりました。審判 ボブ・デービッドソン氏の誤審問題などありましたが、最終的にはキューバを破り日本優勝となりました。
 次回は4年後の2009年だそうです。

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MovableTypeの文字コードの変更方法

Filed under: ブログ
時間:14時17分
投稿者:よしとも
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 MovableType の文字コードを変更する方法の公式解説があったのでメモ。

Six Apart – Movable Type サポート: 運営しているウェブログの文字コードを変更するには?

 MovableType の内部文字コードは UTF-8 になっているそうです。となると、他のコードで表示する場合は変換が必要になり、これが結構サーバーへの負荷になります。

 このブログは現在 EUC-JP になってます。運営を始めたころは Perl(MovableType は Perl で書かれています)の UTF-8 の対応がいまいちだったのが理由ですが、もうそろそろ気にしなくてもよさそうです。方法を知らなかったことや面倒だったこともあり、今までほったらかしになっていました。

 先日書きましたように、独自ドメイン yoshitomo.org を取得しました。最大10個までのサブドメインが使えるので、blog.yoshitomo.org に移すことを計画しています。インストール場所を変更する必要があるので、これを機会に文字コードも変更の予定です。うまくいったらレポート書きます。(その前にドメイン取得のレポートですね・・・)

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2006年3月13日 月曜日

ドメイン取得しました

Filed under: インターネット
時間:19時35分
投稿者:よしとも
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 先ほどドメイン取得してまいりました。 yoshitomo.org です。情報が浸透してアクセスできるようになるまでには、まだしばらくかかりそうです。

 このブログを置いている XREA のサーバーに割り当てるつもりなので、面倒がないように運営会社の同じ VALUE-DOMAIN にしました。990円と少し高くなりましたが、差額の182円は手間賃として十分受け入れられる額です。
 また、現在借りているアカウントは広告が表示されていますが、これを無効にする有料プランがあります。それをレンタル料金として考えた場合、かなりお得であることが判明しました。

  ロリポップ ムームードメイン XREA VALUE-DOMAIN
初期費用 3,150円 0円 0円 0円
年間料金 3,150円 808円 2,400円 990円
初年度料金 7,108円 3,390円
更新年度料金 3,958円 3,390円
容量 200MB   1,000MB  

 お得な分、ユーザーは自力で問題解決することを求められます。「技術力を試したい」とか、「頼ったら面白くない」といった技術者肌の方にはお勧めします。逆に、ドメインは聞いたことあるけど説明できないといった方には、ムームードメインとロリポップのセットがお勧めでしょう。

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ドメインの値段

Filed under: インターネット
時間:15時36分
投稿者:よしとも
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 皆さんドメインってご存知ですか?有名なところだと、 microsoft.com とか amazon.co.jp とかがそうです。最近では、日本語.jp なんてのもありますね。

 このドメインというのは、世界中で唯一無二のものです。同じドメインを複数の人や組織が持つことはできません。いわば、インターネット上の ID のように重要な意味を持ちます。

 インターネットが民間でも利用できるようになったころ(始めは大学や国のレベルでしか使えなかったのです)は、ドメインを持っているのは大きな組織だけでした。そして、その値段も高かったと記憶しています。ざっと調べたところによると、アメリカでの .com ドメインの手数料は50ドル(1995年9月)だったようです。
 恐らく、日本で代行してくれるところはまだなかったでしょう。たとえあったとしても、手数料がさらに上乗せされたことは間違いありません。今日の円相場は1ドル118円91〜93銭だそうなので、そのまま適応したら(適応したら駄目な気もしますが・・・)5,946円です。

 ここ数年で、中小企業でもドメインを持つようになりました。それどころか、その気になれば中学生でも持つことができます。いや、もしかしたら小学生低学年でも・・・・。

 現在私が知る限りで最も安いのは、ムームードメインの808円です。6.79ドルくらいですね。
 恐ろしく安くなったものです。これが1年間ドメインを維持するための費用なのですから驚きます。1ヶ月のお小遣いが100円でもお釣りが来ます。家族に1つずつ、ついでにペットにもあげられます。冗談のようですが冗談ではありません。単体では808円が最安値ですが、レンタルサーバーとセットならもっと安いところもあります。

 0円。

 はい。無料です。サーバーを借りるとドメインがもれなく付いてくるというところもあるのです。もう、行き着くところまで来たという感じがします。
 もしかすると、将来は1人に1つドメインが付くのが現実になるかもしれません。 .com の代わりに使える地域ドメインというものがすでにあって、その下に苗字や名前が入るかも。tarou.yamada.chuouku.tokyo とか。郵便番号も入るかもしれませんね。個人情報の問題があるから、申し込み制になることでしょう。

 1年で808円なら、ためしにとってみようかなという気になってきました。自宅でサーバー運用すれば、メールアカウントも作り放題です。ユーザー登録をするたびに専用アカウントを使えば、スパムが来たときにどこから漏れたかもわかるかも。

 ちょっと本気で検討。

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最悪の誕生日

Filed under: 雑多
時間:15時10分
投稿者:よしとも
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 先日誕生日を迎えました。人生最悪でした。

 それなりの年数生きてきてますから、いろんな誕生日を経験してきてます。
 普通に誕生会を開いて友達呼んでプレゼントもらってと言うのはもちろんのこと、呼んだ友達が喧嘩始めてつぶれちゃったなんてこともありました。それなりの年になれば、何もせずに普通に過ごすことも多くなってきます。それで、「また年取ったか」なんて思うことが唯一普通の日と違うなんてことも。

 しかし、今回はきつかった。
 誕生日は絶食の延長で始まりました。

 前々日の夜中から体調が悪く、そのまま翌日(つまり誕生日の前日)は何も食べられないままひたすら寝てすごしました。起き上がれば即あぶら汗が出て、頭痛とめまいのコンボが続きます。諦めて寝なおす。この繰り返し。
 疲れてもいたのでしょう。睡眠時間は20時間近かったと思います。それくらいひたすら寝てました。いままででこれほど寝てたことは記憶にありません。空腹を抱えながら(食欲はなかったのですが)、朝から晩まで寝ていました。

 絶食はそのまま誕生日の午前まで続き、昼にポタージュスープを少し食べました。夜はおかゆです。普通のものを食べたのは翌日の昼になってからです。朝は寝てて食べませんでした。

 こういうことがあると健康のありがたさが身にしみるわけですが、原因がわからないので何もしてません。体力がないだけなんでしょうか。

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2006年3月4日 土曜日

PHP で、クラス内関数をコールバック関数に使うには

Filed under: コンピューター
時間:12時38分
投稿者:よしとも
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 覚書です。

 PHP はコールバック関数という概念があります。よく使われるのは、array_map のような関数です。この関数は、配列の各要素にコールバック関数を適用します。

 第一引数にコールバック関数の名前を文字列として入れてやるわけですが、OOP(オブジェクト指向プログラミング)の場合はこの方法が使えません。クラスインスタンスが $obj だとすると、$obj->func() のようにする必要があります。インスタンスも含めた形で名前を渡す方法がずっとわからないままでしたが、先日 Koders というソースコード検索エンジンでやり方を見つけることができました。

 そのやり方ですが、文字列ではなく配列を使います。

array_map( array( $obj, 'func' ), $array);

 PHP4 で動くことを確認しました。

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2006年3月1日 水曜日

メールの信憑性

Filed under: 雑多
時間:1時32分
投稿者:よしとも
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 最近某メールの送信者が本人かどうかで盛り上がっていましたが、はっきり言って信憑性はゼロに等しいと思っています。そもそも、メールとは偽装が簡単なものなのです。

 メールの情報の半分くらいは送信者の側で決めることが出来ます。送信者のアドレスも受信者のアドレスも送信に使ったメールソフトの情報も、どれも疑わしいのです。その証拠に、迷惑メール(スパムとかウィルスが送信するメールとか)のメールの情報のほとんどは嘘です。
 今月に入ってから、あるアドレスにバンバン出会い系のメールが来るようになりましたが、どれも嘘情報で埋まっています。受信したアカウントと違うアドレス宛になってるし、Yahoo! のアカウントで送信したように見えて、どこにも Yahoo! のサーバーを経由した記録がない。MSN のサーバーを経由したという情報はありましたが、それだって偽装かもしれません。

 ここで某メールのほうに話を戻します。

 情報提供者から渡されたのは、メールを印刷したもの(ここが重要)です。印刷してしまうと、信憑性はさらに落ちます。
 印刷は、本当にメールソフトで行いましたか?

 テキストエディタにメールソフトの内容をコピー&ペーストして、加工してから印刷しても似たようなものが出来上がります。同じ書体、同じ文字サイズ、同じ印刷設定にして、同じパソコンから同じプリンタで印刷したら、そう簡単には区別は出来ないのではないでしょうか。私は区別できる自信はありません。

 というわけで、メールは疑ってかからなければなりません。電子証明付で本人のアドレスから送られたとしても、他人が勝手に送った可能性は否定できないのです。

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